検査分析士
検査分析士認定制度とは、 NPO法人分析産業人ネットが実施している資格認定試験です。
検査分析士は、分析機器を活用して、機器分析の業務を行います。
機器分析は、社会のあらゆるところで活用されており、
その業務は多岐にわたっています。具体的には、
①食品の栄養分や添加物等の分析
②家庭で使用する製品の有害含有物質の種類や濃度を分析
③高機能製品の品質を保証するため、製品の出来栄えに必要な分析
④健康状態をモニターするため、 血液や尿に含まれる物質の分析
⑤ 生活環境を監視するため、 大気や水に含まれる有害物質の分析
⑥犯罪の証拠を見つけるため、麻薬や毒物の分析
⑦基礎研究のベースとなるデータを得るため、未知の物質の性質や現象を調べるための分析
⑧材料開発の評価のため、生成した物質の性質を調べるための分析
⑨歴史的な事実の検証をするため、物質の材料を検証するための分析
⑩色が褪せたり、欠けたりした文化財の補修のための分析
このように、わたしたちが安全で安心な社会生活を送ったり、
豊かな文化を育み、未来の社会を築くために、検査分析士は社会に大きく貢献しています。
試験区分は、習得している知識、技術のレベルにより初級、上級、特級の3種類に分かれています。
受験資格は、高校卒業者または高等学校卒業程度認定試験合格者です。
上級は、専門知識とともに実務経験が問われます。
初級の試験内容は、基礎的な化学・物理等の知識、分析機器等の一般知識で、
個別の分析機器や手法の詳細までは問われません。
4択選択問題が50問あります。受験料は税込10.500円です。
上級の資格の基準は、与えられた機器分析の課題の意味を理解し、
自らの専門とする分析手法を用いて分析を行うことができることが基準です。
少なくとも2つ以上の手法について一定の専門知識と実務経験を持っていることが求められます。
4択選択問題による基礎的な知識を問う試験と、
記述式の専門的な知識と経験を2つの手法について問う試験で行います。
技能については実務経験や同種資格の保持についての書類選考で行われます。
筆記試験及び書類選考で一定の成績を収めた人を対象に、
面接審査が行われて合否が判定されます。
受験料は税込21.000円ですが、初級資格を保持している人は10.500円です。
特級については、現在詳細は未定ですが、専門家を統括して分析ラボの運営を行ったり、
専門家の指導が出来る能力を問う資格が予定されています。
平成21年度第3回検査分析士資格試験の詳細についてはこちらでご確認下さい。